もうすぐ育休が終わるけど、フルタイムかに戻るか迷うな。子どもと過ごす時間も優先させたい。時短勤務で働いたほうがいい?
こんな悩みにお答えします。
この記事を読むとわかること
- 看護師の育休明けには時短勤務がおすすめな理由3つ
- 育休明けに時短勤務で働くメリット・デメリット
- 育休明けにフルタイムで働くメリット・デメリット
この記事を書いている私は、6歳娘の子育てをしている看護師ママです。育休明けに1年ほど時短勤務をし、フルタイムに戻りましたが、現在は週1〜2回のパートでのんびり働いています。
結論、看護師の育休明けには時短勤務を利用するのがおすすめです。
なぜなら、時間と心に余裕を持って子育てができるからです。
この記事では実体験も含めつつ、育休明けのフルタイムと時短勤務のメリット・デメリットについて解説していきます。
育休明けにフルタイムか時短勤務か迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
育休明けの働き方が不安な方は、「看護師が育休明けの不安を解消する方法」の記事も参考にしてみてください。
看護師の育休明けには時短勤務がおすすめな理由3つ
看護師の育休明けに時短勤務がおすすめな理由は以下の3つです。
- 子どもと寄り添える時間は数年間しかないから
- 心身ともに余裕が持てるから
- 子どもと過ごす時間が持てる
詳しく解説していきますね。
①子どもと寄り添える時間は数年間しかないから
1つめの理由は、子どもと寄り添える時間は数年間しかないからです。
子どもが10歳になったとき、あなたはおいくつになってらっしゃいますか?私は40代で出産したので50代になる計算です。
育休明けに時短勤務を利用すれば、ほんの数時間でも子どものために手をかけてあげられるのです。
「身体が動くうちは頑張って働く!」「働かないと子どもに充分なお金をかけてあげられない」という意見も理解できます。
しかし、子どもと過ごす時間は、人生の中で限られた人にしか持てない、かけがえのないものだと私は思うのです。
児童精神科医の(故)佐々木正美先生は、著書「子どもへのまなざし」の中で、「乳幼児期は人間の基礎をつくるだいじな時期」と述べられています。この本を読むと、仕事の手を休めてでも子どもに寄り添った時間がいかに大切か、理解を深められますよ。
お時間があれば、ぜひ読んでみてください。
②心身ともに余裕が持てる
2つめの理由は、「心身ともに余裕が持てる」からです。
育休明け、時短勤務からフルタイムに戻った私はいつも時間に追われていました。
朝は保育園に送り出すまで「はやくはやく」と娘をせかし、主人にはあたりちらしてばかり。
仕事が終わって休む暇もなく保育園へお迎えに行き夕食、おふろ、寝かしつけてそのまま一緒に寝てしまう日々です。
なかなか寝てくれない日は「早く寝て!」と1日の終わりまで娘を急かしていました。
③子どもと過ごす時間が持てる
3つめの理由は「子どもと過ごす時間が持てる」からです。
時短勤務は朝や夕方、時間に余裕ができます。
特に帰る時間を早くするのがおすすめです。なぜなら保育園のお迎えもゆっくり行けるし、家に帰ったあとも子どもと関わる時間を持てますよ。
育休明けはムリせず時短勤務を利用するのをおすすめします。
看護師が育休明けに時短勤務で働くメリット3つ
看護師が育休明けに時短勤務で働くメリットは以下の3つです。
- 時間に余裕が持てる
- 少しずつ仕事のカンが戻せる
- ボーナスがもらえる
では、ひとつずつ解説していきます。
①時間に余裕が持てる
まず1つ目のメリットは、時間に余裕が持てることです。
時短勤務を利用すると、
- 子どもと関わる時間
- 掃除洗濯など家事をする時間
- リフレッシュする時間
をつくれます。
実際、私は8時半〜17時の勤務を9〜15時にして復帰しました。
朝は保育園にゆっくり預けてから出勤。夕方は保育園にお迎えに行く前に買い物をしたり、夕食を作ったり、たまにお茶をしてお迎えに行くこともありました。
ストレスをためないために、時間を有効活用しましょう!
、
②少しずつ仕事のカンが戻せる
2つ目のメリットは、少しずつ仕事のカンが戻せることです。
育休明けは、下記のような理由のため、自分が思っている以上に疲れやすいものです。
- 産後の体力低下
- 授乳や夜泣きなどで睡眠不足
- 業務改善などで覚え直すことが多い
私の場合、時間内に帰れそうな病棟に復帰するよう希望しました。病棟の流れや物品の場所を覚えるところからスタートしたので、フルタイム復帰していたらイライラして家族に当たってしまっていたかも…
育休明けはムリをしないのが一番です!
③ボーナスがもらえる
3つ目のメリットは、ボーナスがもらえることです。
フルタイムで復帰すればボーナスは全額もらえますが、時短勤務でもボーナスはもらえます。
ただし、時短勤務を利用する時間によって減額されるので職場で確認してみましょう。
育休明けに時短勤務で働くデメリット3つ
育休明けに時短勤務で働くデメリットは以下の3つです。
- スタッフに迷惑をかけている気持ちになる
- 給料が減る
- 時間に帰れないことがある
1つずつ解説していきます。
①スタッフに迷惑をかけている気持ちになる
育休明けを経験したことのあるママさんがいない職場だったり、時短勤務が自分だけの場合、スタッフに迷惑をかけている気持ちになってしまうかもしれません。
私の場合、時短勤務は3人いました。周りにママさんナースが多く、ありがたいことに「早く帰って!」と声をかけてくれ、働きやすい職場でした。
それでも朝の申し送りが終わってから出勤したり、早く帰ったりするのは申し訳ない気持ちがゼロではありません。中には時短勤務をよく思わない人もいるでしょう。
対応として、以下の3つを心がけるようにしましょう。
- 自分の仕事は可能な限り残さない
- 周りのスタッフには感謝の言葉を伝える
- 子どもの話ばかりしない
働きにくい場合は異動や転職も検討してみるのをおすすめします。子育て優先で問題なしです。
②給料が減る
時短勤務中の給料は減額されてしまいます。
時短勤務の給料の計算方法
基本給×時短労働時間÷所定労働時間=時短勤務の給料
・基本給:20万円
・時短労働時間:6時間
・所定労働時間:8時間
の場合
↓
20万円×6時間÷8時間=15万円
ただし、時短勤務中の給料は法律で決まっているわけではないので、働く職場で確認してみましょう。
減額された給料がどのくらいになるかよく考えて、時短勤務を何分利用するか判断するといいですよ。
③時間に帰れないことがある
いくら時短勤務で仕事を早く切り上げようとしても、時間に帰れないことがあります。
スタッフの人数が少なかったり、医師からの指示が遅くなったり、緊急入院・カテやオペが長引いたり。医療の現場ではよくあることですよね。
あまりに残業ばかりの職場なら、異動や転職も検討してみるのをおすすめします。
育休明けにフルタイムで働くメリット2つ
育休明けにフルタイムで働くメリットは以下の2つです。
- 給料が減らない
- キャリアUPできる
ひとつずつ解説します。
①給料が減らない
メリットの1つ目は、給料が減らないことです。
フルタイムで復帰すれば、育休前と同じくらいの給料がもらえます。
今まで通りの生活をしたい方は、フルタイムがおすすめです。
②キャリアUPできる
メリットの2つ目は、キャリアUPできることです。
フルタイムで働けば、委員会やラダーにも育休前と同様に参加できます。
キャリアUPを目指す方は、フルタイムがおすすめです。
育休明けにフルタイムで働くデメリット2つ
育休明けにフルタイムで働くデメリットは以下の2つです。
- 体力が低下しているので疲れる
- 時間に余裕がもてない
1つずつ解説していきます。
①体力が低下しているので疲れる
デメリットの1つ目は、体力が低下しているので疲れることです。
産後は自分が思っている以上に体力は落ちています。授乳や夜泣きなどで不眠だった、復帰してすぐは平気でも徐々に疲れがたまってきてしまいます。
仕事が終わっても夕食やお風呂、寝かしつけなどで休むヒマもありません。
私はいつも寝かしつけでそのまま一緒に寝てしまっていました。
②時間に余裕がもてない
デメリットの2つ目は、時間に余裕がもてないことです。
小さな子どもはなにをするにも時間がかかります。フルタイムだと平日は朝から寝るまでドタバタで余裕がありません。
私は時短勤務が終わってフルタイムに復帰したとき、時間に追われてイライラしっぱなしでした。保育園に間に合わない!と子どものリュックを投げてしまったことも(大反省)…
もっと時間と心に余裕を持って子育てしたい!と考え、パートに切り替えました。時間はお金には変えられません。
育休明けのフルタイム勤務でもラクな職場ってあるの?
育休明けの看護師が、フルタイムでも楽に働ける職場は限られています。
以下の記事で、のんびり働ける職場についてまとめてあるので参考にしてみてください。
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看護師の育休明けは時短勤務でムリなく働こう
今回、看護師の育休明けはフルタイムより時短勤務がおすすな理由をご紹介してきました。
フルタイムで復帰すれば、給料が減らない・キャリアアップできる、といったメリットはあります。
とはいえ、時間に余裕もなく、イライラしっぱなし、といったデメリットがあるのも確か。
時短勤務であれば、育休明け後の体力にもムリなく働けます。
1番のメリットは、子どもとしっかり向き合える時間がもてること。
今しかない子どもとの時間を大切にしてくださいね!
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