「すごいね」「えらいね」以外の褒め言葉で子どものやる気を引き出そう

ママ

パパ、おかたづけできたよ!

ママ

おーすごいね!

ママ

ママ、おともだちにおもちゃかせたよ!

ママ

えらいよ〜

気付けばこのような会話をしていませんか?

子どもは褒めることで伸びる、といわれています。

しかし、気付けば「すごいね!」「えらいね!」の連発になってしまっている…
なんていうことはないでしょうか。

目次

「すごいね」「えらいね」は自己肯定感が低くなる?

「すごいね」「えらいね」は、その結果についての評価のことばです。

いわれ続けることで、「つぎもほめられたい」という想いが強くなると言われています。

よい評価がもらえなくなると、「すごくない」「偉くない」自分に対しての自己評価が低くなってしまうのです。

ママ

わざわざ報告にくるのは、褒められたいからかしら

褒められ続けていたことで、自分はできてあたりまえ、できることがあたりまえ、という考えをうえつけてしまいます。

子どもにとって、「できないと褒められないんだ」というプレッシャーになってしまうのです。

褒めることは子どもを認めるということ

褒めることは子どもを認めるということです。

ただ「すごいね」「えらいね」という褒めことばを使うだけでは、子どもはなにを褒められたのかは理解できていません。

具体的に褒めることで、「認められた」という気持ちが芽生えるのです。

お箸をただしく使えるようになっていたら

「上手に使えるようになったね」

靴をならべてくれたら

「きちんと並んで気持ちがいいな、ありがとう」

ひらがなが書けるようになったら

「書き順も正しく書けるようになったんだね」

など、具体的に褒めると効果的ですよ!

子どもがやりとげた行為を具体的に認めてあげること。

「すごいね」「えらいね」という言葉はとてもかんたんです。

しかし、子どものやっている行為、過程、思いなどに共感し、具体的に認めてあげることが大切なのです。

褒める効果

では具体的に褒めることで、どういう効果が得られるのでしょうか。

子どもが自信を持つ

子どもは親から認められることで、自分に自信が持て、自己肯定感を養えます

たとえば運動会のかけっこで一番になれなかったとき。

ママ

かけっこ最後まであきらめないで一生懸命はしれたね!

ママ

ほめてくれた!一番じゃなくていいんだ!

親が正しい褒め方をすると、がんばった自分に自信が持て、前向きな気持ちになれるもの。

そして自信がつき、自己肯定感を養えるのです。

失敗を恐れない

失敗をして責められてばかりだとどうでしょう。

「どうせわたしは」「またやってもうまくいかない」など自分を卑下してやる気が失せてしまうもの。

失敗してもその行為を認めてもらったことが自信につながり、また次もチャレンジしようとするのです。

子どものやる気を引き出す具体的な褒め方とは

では具体的に、どう褒めればよいのでしょう。

毎日やっている当たり前のことを褒める

子どもは成長し、できることがどんどん増えていきます。

去年できなかったことが、気付けばできるようになっていませんか?

お弁当や食事などを、完食してくれるとしたら、

ママ

いつもきれいに全部食べてくれてありがとう。

ママとってもうれしいよ!

難しいことができなくてもいい。

こんな些細なことも、子どもは認めてもらえたと感じるものです。

「うれしい」「ありがとう」を伝える

「うれしい」「ありがとう」などの言葉も、感謝されているという自信に繋がり、自己肯定感を高めます。

帰ってきて玄関の靴をきちんと並べられたとき。

ママ

かかとそろえてくれたんだね!

ありがとう

ママ

こんなことでよろこんでくれるんだ。

また明日もならべよう

というようなやる気を引き出してくれます。

わが子も「今なら大丈夫かな」というタイミングを見て声かけをすると、快くお手伝いをしてくれます。

助かるよ
ありがとう
うれしいよ

気持ちを伝えると、子どものやる気を引き出せるのです。

オーバーな褒め方は「おだて」になる

褒められ続けると現状に満足してしまい、それ以上の努力をしなくなってしまいます。

褒めるポイントを見極め、必要な場面でメリハリをつけて褒めましょう。

なんでもオーバーに褒めると、ただの「おだて」になってしまうのです

やる気を引き出すプラスの言葉かけ

娘がピアノを習い始めた当初、

この音はこの指でしょ、もう一回やってみようよ、違うでしょ?

などとひどい言葉かけをしていました…

もちろん娘はふてくされて練習どころではなくなる始末。

先生のところでは素直に練習するのに…

そこで、レッスンのたびにかけてくれる言葉に気づいたのです。

「できた!かんたんすぎた???」

さっそく家での練習でも声かけをしたところ、

ママ

もう一回やる!

うそのように自分から練習をしてくれるようになったのです。

あなたならできる!
かならずできるよ!
信じてるよ!

子どものことを信用する

子どものことを認める

子どものことを褒める

自分の子どもを信用してあげるのは、親のつとめといえますね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

正看護師歴26年
7歳女の子ママ
週1〜2でパート看護師
&
在宅Webライター

コメント

コメントする

目次