子どものために、自然の多い場所に引っ越したいな。
鎌倉移住して子育てしたいけど、どんなメリット・デメリットがあるんだろう
そんな悩みにお答えします。
この記事を書いている私は、鎌倉に移住して3年目。5歳娘のママです。
夫婦ともに、子育てのために鎌倉移住してよかった!と感じています。
その反面、
・湿気がすごい
・虫が多い
など、鎌倉ならではのデメリットがあるのも事実。
そこで今回は、鎌倉に移住してみて感じるメリット・デメリットについてご紹介します。
この記事を読んで、鎌倉移住の参考にしてみてくださいね
鎌倉に移住した理由
まずは私たち家族が鎌倉移住した理由について、かるく触れておきます。
鎌倉移住した理由
娘がアレルギー持ち
預けている保育園が狭すぎる
広々とした自然の中で育ってほしい!
引っ越したい…
私も主人も咳がひどくなる(高速沿いに住んでいた)
アレルギーマーチが心配…
引っ越ししない?
鎌倉じゃないと引っ越したくないと言われる
(私の仕事・娘の保育園事情もあり悩む)
やっぱり引っ越そう!
土地・物件探し
↓
家族で鎌倉移住
私としては、高速沿いのマンションから引っ越したいだけだったんです。長く働いてきた職場・せっかく入れた保育園を変えてまで鎌倉に??と、かなり悩みました。
結果、引っ越してよかった!
窓を開ければ聞こえてくるのは鳥のさえずり&虫の声。
娘のアレルギーはすっかり完治し、気づけば私たち夫婦の咳も止まっていました。
長い都会の生活に疲れてたのかも?
鎌倉に住んでみて感じるメリット
では実際に鎌倉に住んでみて感じるメリットをご紹介していきますね。
1.自然が多くて癒される
自然に囲まれ、海も山も楽しめる鎌倉。子どもたちは1日中、からだを使って遊んでいます。
- サーフィン・サップ・ボディーボードができる
- 天然の貝殻あつめ
- 砂浜でお砂遊び
- 岩場でヤドカリ・カニを捕まえられる
- 虫の声が1年中聞こえる
- 登山コースのハイキング
- カマキリ・トンボなどの赤ちゃんが見れる
自然相手に楽しむ方法は、まだまだキリがないほど。
いろんな生き物を実際に見て、触って、聞いて感じられる。都会では味わえない経験がたくさんできますよ。
大潮の時期に、男の子がうれしそうにタコを捕まえていたのにはビックリ!
海に沈む夕焼けを眺めたり、夏は砂浜で手持ち花火をしたり…
自然に囲まれた生活で、子どもたちの遊びの幅が広がりました
2.時間がゆっくり流れている
鎌倉は都会に比べ、時間の流れがゆっくりだなと感じます。
観光地のため休日は人が多いとはいっても、都会の人混みに比べると少ないほう。
建物の高さの規制があり、4階建て以上のビルがない鎌倉駅周辺。広くて青い空に、風にゆったりトンビが身をまかせています。
そんな景色を眺めているだけで、心おだやかになれるんですよ
3.寺社仏閣が多く、歴史を感じられる
古都鎌倉は歴史ある町。鎌倉観光文化検定公式ガイドによると、鎌倉には110あまりのお寺があるとか。
鶴岡八幡宮や長谷寺には観光客が多めですが、平日はそれほど混んでいません。
街を歩けばお寺がいたるところにあります。
お寺で子どもたちは、小石や小枝・どんぐりなどを拾ってきてお店やさんごっこをしたり、ただ走り回ったり、
どこでも遊び場にしてしまう子どもたち。発想力もパワーアップしそうです。
4.比較的、治安がいい
鎌倉市には「鎌倉市防災・安全情報メール」というメール配信サービスがあります。
送られてくる内容は、以下のような情報です。
- 発生日時
- 発生場所
- 不審者情報
- 被害者
- 状況
鎌倉に住んで3年になりますが、月に1回送られてくるかこないかの頻度。
夜は道も暗いのですが、あやしい人には一度も遭遇したことはありません。
トンネルから落ちてきたムカデのほうが怖い!
5.鎌倉野菜がおいしい
ブランドでもある色とりどりの鎌倉野菜。
収穫されたばかりの新鮮野菜を、生産者さんから直接買えるのは個人的にも嬉しいポイントです。
見たこともない野菜はレシピを教えてくれますよ。
おいしいものを子どもに食べさせてあげられ、食育にも!
6.電車やバスに座れる
鎌倉から横浜・都内に向かう電車は、時間帯によっては混んでいますが…基本、座れます。
バスで立ったことは一度もありません!
体が押しつぶされそうな満員電車。子連れで電車なんて疲れるだけ。そう思っていた4〜5年前がなつかしい…
子どもと一緒に肩を並べて外を眺める。そんな単純なことも実現できるんです。
子どもがいると、電車やバスに座れるのは本当にありがたい!
7.人と人との距離が近い
引っ越してきた当初は少なかった知り合いも次第に増え、誰かしら顔見知りに遭遇します。
都内に住んでいた頃は、マンション暮らし・フルタイム勤務だったせいか?なかなか地元の人と繋がる機会はなかったように思います。
鎌倉に住んでみて感じるデメリット
では、鎌倉に住んでみて個人的に感じるデメリットについてご紹介していきますね。
1.公園に遊具が少ない
鎌倉へ移住してきて一番に感じたこと。
「ここが公園?」
「ただの広場じゃないの?」
鎌倉駅周辺には、いくつか「公園」と名のつく広場があります。
ブランコや滑り台がある公園は、「由比ヶ浜公園」「よりとも児童遊園」くらいでしょうか。
広場を見て、「ねぇ、公園どこ?」と聞いていた娘。今では遊具がない公園で遊び続けられるようになりました。
葉っぱや石、枝、お菓子の空いたケースを使ってお料理ごっこ。
お隣の逗子マリーナでも、走り回って遊んだり。
どうしても遊具で遊ばせたいときは、鎌倉から足を伸ばしています
2.子連れで行ける場所が限られている
鎌倉には、子連れで遊んだり楽しめたりするようなショッピングモールがありません。
慣れるまでは、オムツを変える場所を探すのも一苦労していました。
3.買い物が不便
鎌倉駅周辺には東急・ユニオン・紀伊國屋などいくつかスーパーがありますが、どこも規模が小さめ。
ちょっとした子供用品を買いたいという時にもかなり不便です。
私はネットで購入したり、車で買い出しに行ったりしています。
大船・辻堂・戸塚などは便利です
4.湿気と塩害がある
海や山が近いので、梅雨時期から夏場の湿気は覚悟しておいたほうがいいでしょう。
夏はエアコンつけっぱなしです。
電動自転車も一気にサビました。
植栽は秋でもないのに葉っぱが落ち、ことごとく枯れていきます。塩害こわい!
5.夜が暗い
3年経ってようやく慣れてきましたが、鎌倉に移住したての頃は、夜の暗さと静けさに恐怖さえ覚えました。
たぬき?アライグマ?も歩いています
6.トンビ・リス・虫が多い
鎌倉で注意したいのは、トンビの被害。
娘は手にしたおにぎりを取られ、私はアイスを持っていかれました。恐怖です。
電線や住宅地でリスもよく見かけます。
「ムカデ・クモ・カマキリ・バッタ」などの虫も多いです。
7.自然災害のリスクがある
四方を海・山に囲まれている鎌倉は、自然災害のリスクがあります。
数年前の台風で起きた二階堂地域の大規模停電。当時の私は訪問看護をしていました。在宅酸素を使っている方は酸素が止まってしまったり、ストックの冷凍食品が全部ダメになってしまったり。
逗子との境目のトンネルが崩れて通行止めになり、生活に支障が出るほどの被害を受けました。
津波・土砂災害のリスクがあることは念頭に入れておきましょう。
8.雑草の手入れが大変
鎌倉では毎週「植木剪定材」を出す日があって、引っ越し当初は驚きました。
わが家は小さめのお庭があるのですが、どこからともなく飛んできた雑草が成長し、気づけば生い茂っています。
9.道が狭い
鎌倉は道が狭いです。車を運転するのであれば、譲り合いの精神がないとイライラしてしまうかも。
家までの道が狭すぎて、車を買い替えた友人もいますよ
10.観光地なので休日は人が多め
コロナ禍とはいえ、休日ともなると観光客が多く、海岸沿いの134号線や鶴岡八幡宮前の交差点・朝比奈インターまでの道路は大渋滞です。
とはいえ、平日の都内の道路より空いてるかも…
12.病院が少ない
鎌倉は病院が少なめです。
特に小児科。先生との相性が合わなければ少し遠めの病院に通う・いくつか行きつけを見つけておく、といった対策をしておくといいかもしれません。
13.おしゃれをしなくなった
海が近い・電車通勤をしなくなった・コロナでマスクが当たり前、だからなのか?Tシャツにビーサンで過ごす日々が増え、以前ほどおしゃれに気を使わなくなりました。
地元のママさんたちも電動自転車にビーサンは当たり前。
幼稚園帰りに海や公園となると、ラクな格好になってしまうんです…(言い訳)
鎌倉は自然の中でのびのび子どもを育てたい人向け
今回は、鎌倉に移住して3年目の私が、鎌倉に住んでみたメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
私たち夫婦は、子育てのために鎌倉移住してきてよかったと感じています。
不便なこともたくさんあるけれど、自然の中でのびのび子育てしたいのであれば、鎌倉はおすすめですよ!
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