褒めて育てる、叱らない子育て、という子育て雑誌や本をよく目にします。
実際わたしも4歳の娘の子育て中。
叱らない子育て、褒める子育てなどの本やサイトなどを読み、実践しようとしたことも。
これがなかなか難しい…のです!
叱らざるを得ないことをする。
叱っても聞いていないふり、ひどい時にはこちらのせいにしたり。
叱ることってよくないの?
いい叱り方ってあるの?
今回は叱らない子育て、効果的な叱り方のポイントについてまとめてみました。
そもそも「叱らない子育て」とは?
叱らない子育て、とはオーストリア生まれの精神科医、アルフレッド・アドラーが提唱する「アドラー式子育て」のことです。
小さな子どもでも大人後平等で、上下関係がないという考え方が基本にあります。
自分で考えて行動できる、自立した人間になることが目標で、叱らずに共感することを大切にしています。
叱らない子育てのメリット
では叱らない子育てのメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。
自主的に考えられる力がつく
子どもを叱らず、どうしてそういうことをしたのか、どうすればよかったのかを問いかけることで、子どもが自主的に考えられる力がつくと言われています。
感情的になる前に、一息ついてから問いかけるようにしてみましょう。
「叱らない」と「注意しない」を混同しない
「叱らない」は「注意しない」「目をつぶる」ことではありません。
たとえば、公共の乗り物である電車のシートに靴のまま立ち上がろうとしている。
よその子に手をあげたり、嫌がることをしている。
順番を守らず、横入りをする。
え?何も言わないなんて信じられない!と非難の目を浴びることにもなりかねません。
子どもに社会的なルールを教えるために、必要な時には注意する必要があります。
そして、親は教えていくという責任があるのです。
叱っても効果がないのは親目線の「こうして欲しい」と子どもの発達時期にズレがあるから
思い通りに動いてくれないわが子に対し、叱ってばかり。
本当はこんなに叱ってばかりいたくないのに…
毎日叱ってばかりで自己嫌悪になることもしばしばです。
「叱らない子育て」は理想です。
しかし現実的に難しいとおもっていらっしゃるママさんがほとんどではないでしょうか。
どうしてうちの子はこんなに聞き分けがないの?
あの子はちゃんと静かにしていられるのに。
小さな子どもは言葉の意味がまだ十分に理解できません。
子どもにはその年齢や性格、育った環境や状況などによって、できること、理解することもそれぞれです。
まだその子が発達段階ではないのに求めすぎてはいませんか?
叱るべきポイントは3つ
では具体的に、どういったときに叱ればいいのでしょうか。
生命にかかわるような危ないことをしたとき
2歳ぐらいまでのときは、なにが危険でそうでないかの判断はつかないもの。
危ないことをするたび、注意するようにしてあげましょう。
あらかじめ危ないことに近づかないような工夫をしておくと、叱る回数を減らせますね。
大事なことへのルールを破ったとき
特に3歳くらいから必要となってくることです。
たとえば家の中の大切なものを投げたり、入ってはいけないところに行ったり。
社会性が育つこの時期に自分の家だけでなく、他人の家、保育園、幼稚園などの社会にはルールがあるということを教えてあげましょう。
他人に迷惑をかけるようなことをしたとき
こちらも3歳ごろから。
お友だちのものを勝手に取り上げたり、公共の場所で騒いだり走ったり。
こういったことを「他人に迷惑をかけることをしてはいけない」と意識させることが大切です。
まとめ
毎日ママと一緒に過ごし、生活をしている子ども。
文字通り、一心同体といえますね。
自分の感情をおさえ、叱らない子育てをしていても、敏感な子どもは察知しています。
ママの精神状態は子どもにそのまま伝わるのです。
イライラしているとさらに子どもがいうことをきかなかったり、ニコニコしていると子どももご機嫌だったりしませんか?
まずはママの精神的なゆとりを確保すること。
まだこの子は理解できる発達段階に到達していないんだな、というおおらかな目線で応援してあげましょう。
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